2010年3月16日(火)に かながわ県民センター 2Fホールで開催された
「第12回障害者自立生活フォーラムinかながわ」に参加してきました。
当日のプログラムは以下の通りです。
>第1部「障害者権利条約」と「国際協力」~わたしたちにどう関係があるの?~
>長瀬修氏(東京大学大学院経済学研究科特任准教授・内閣府障がい者制度改革推進会議構成員)
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> <パンフレットより内容紹介>
>「障害者の権利に関する条約(障害者権利条約)」は、2006年12月13日、国連総会で採択され、2008年5月3日に発効された新しい権利条約で、障害者の権利を保障し、その尊厳を尊重することを目的にしたものです。2010年現在78カ国が批准し、わが国もこの条約を批准することをすでに約束しています。ところで、「障害者権利条約」を批准することが、私たちの生活にどう影響するのでしょうか?そして現在、グローバル化している社会において、私たちを取り巻く環境も変化しており、「国際協力」も重要になっていく中、権利条約はどのように定めているのでしょうか?「障害者」もそうでない人も自由で平等に生きるために、どんな社会を目指せばいいのでしょうか?私たちは、条約で示されている権利が確かに保障されるように、「批准」と「完全実施」を目指すフォーラムを神奈川で開催します。このフォーラムで、人権の世界的な基準を理解し、それぞれの人が自分らしく生きられる社会とはどんなものかを共に考えましょう。
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>第2部 キリン福祉財団助成「障害者総合福祉サービス法」よこはまタウンミーティング
>シンポジウム:障害者のエンパワメント・当事者参画
>発題1.「障害者総合福祉サービス法の提案に至る背景とこれから」
>>明治学院大学 茨木尚子氏
>発題2.「障害者自立支援法の現状と見通し~制度の谷間のない制度にむけて~」
>>難病の会 山本創氏
>発題3.「障害者団体が考える神奈川県の役割」
>>横浜市障害者自立支援センター 渋谷治巳氏
>発題4.「障害者総合福祉サービス法の全体像と理念」
>>DPI日本会議 尾上浩二氏
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>パネルディスカッション「当事者が参画する地域資源作りに向けて」
>>シンポジスト
>湘南にじ 小沼一弥氏
>生活再建者の集い「たなからぼたもち」 尾山篤史氏
>神奈川県障害者自立生活支援センター 川田隆一氏
>DPI日本会議 尾上浩二氏
>>コーディネーター
>関西地域支援研究機構 北野誠一氏
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>まとめ「神奈川県の実践から私たちは何を見いだすのか」
>関西地域支援研究機構 北野誠一氏
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><パンフレットより内容紹介>
>2010年は障害者自立支援法をはじめとする法や制度の見直しが期待できる重要な年である。今年を新たな節目と捉え、障害者の地域生活支援にとって何が大切なのか、どのような「チェンジ&アクション」が必要なのか議論するとともに、参加者相互でともに考え理解を深めることを目的に、今回はタウンミーティングをDPI日本会議と共催で企画することとなりました。DPI日本会議では、今年度、キリン福祉財団の助成により全国5ケ所でタウンミーティングをおこない、大きな成果をあげています。そして、障害者権利条約に謳われている地域での自立した生活を実現するための法制度のあり方についての検討を重ねてきました。その成果は、2009年7月に『障害者総合福祉サービス法の展望』(ミネルヴァ書房)という形で出版されております。このなかの提案の一つに、現在の障害者自立支援法に見られるADL判定による障害程度区分に基づく支給決定ではなく、障害者のニーズに基づく「協議・調整」による支給決定プロセスを導入するとしています。ここ神奈川は、障害者運動の発祥の地として自立運動が活発に展開され、地域における障害者の生活拠点づくりを、他に先駆けて行ってきました。このタウンミーティングでは、DPI日本会議の提案と当センターをはじめとする神奈川からの実践報告とを重ね合わせることで、障害者の地域生活を実現するための政策のあり方について共に考える場としたいと思いますのでふるってご参加ください。
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開催地ということもあり、地元神奈川で活発に活動されている障害当事者の方の話を直接きくことができました。皆さんとてもパワフルで、それぞれの方の話を興味深くきかせていただきました。