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2009年2月4日水曜日

コミュカレ講座第4回 1・31


第四回の講座テーマは
「手話を通じた聴覚障害者とのコミュニケーション入門」です。
横浜YMCA健康福祉専門学校講師の浅井先生を招いて、講義をしていただきました。
以下が講義内容です。

・手話の歴史
・聴覚に障害のある方について
(日常生活で困ること、聴こえの仕組み、機能的なことに関して)
・手話の特徴
・手話の基本表現(挨拶・5W1H表現など)
・指文字(日本語・英語・米語)
・手話検定5級例文紹介
・手話で童謡(ふるさと)

1時間半という短い時間に盛り沢山の内容でした。
手話について自分は、「終わり!」・「お疲れ様でした」・「ありがとう」程度しか知らず、今回は1受講生として参加しましたが、新しい語学を習得していくというのは、どんな言語でも難しいですね。
(若い時に比べるとホントに大変で・・・)
個人的には、「手話の歴史」や「手話の特徴」などが興味深かったです。記述で残っているだけでも、すでに紀元前4世紀以前から手話らしいものは見られるということや、日本でも欧米でも近代国民国家が姿を現し始めた時期に手話が抑圧され、口語主義が主流になること、また、それ以前の近世では、手話をたとえば神に近い言葉としてたたえていた地域もある等、手話の歴史だけでも1コマ使ってもいいぐらいでした。それと意外だったのが、電話の発明者ベルは、電話発明後には口話を提唱する政治運動をしていたことですね。聴こえの悪い人のために音声を電気的に増幅させる装置を作っている過程で電話機を発明したのに・・・。
手話の特徴では「同時性」についての話に「なるほど」と思いました。たしかに、2つ以上のことを同時に表すことができるのは、音声言語ではできない手話の面白い特徴ですね。また、方向性、空間や位置に意味をもたすことのできる手話を「空間の言葉」と言い表すのも面白いと思いました。

習った手話自体を書き表すことができないため、ついつい個人的に自分が興味を持った部分だけについて書いてしまいましたが、とにかく幅広く手話について知ることができました。
ただ、浅井先生には十分な時間を設定することができず申し訳なかったです。明るいキャラクターの先生は、そんな条件でも一通りの要点をしっかりと時間内で話して下さいました。
本当にありがとうございます。

さてさて、いよいよ次週からスポーツ関係のテーマが続きます。
障害があってもいろいろな形でスポーツが楽しめることを説明していきますので乞うご期待!
YASUE

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