
おかげさまで、第三回目も無事に終了しました。
今回のテーマは
①「障害者の基本的介助の方法」
②「街へ出てバリアフリーチェックをしてみよう」でした。
そして今回は、車いすの操作方法や介助方法が内容の大きな割合をしめていることもあり、補助スタッフとして、車いすユーザーの栗原さんにご協力していただきました。(写真の左奥に写っている方です。)
①「障害者の基本的介助の方法」では
◆下記について講義・実技を行いました。
・車いすの役割・分類や種類について
・車いすの基本的な操作方法・車いすユーザーの方への介助方法
・視覚に障害のある方への支援方法について
・白杖の使い方
②「街へ出てバリアフリーチェックをしてみよう」では
◆2グループに分かれて、下記を実際に利用・着用し、会場から横浜駅までを往復しながらバリアフリー度をチェックしながら街中を移動してみました。
・車いす体験者
・アイマスク&白杖体験者
・もみじ箱セット(高齢者疑似体験セット)体験者
・(その他のメンバーは上記体験者の介助・サポート)
皆さんそれぞれに感じたこと、気づいたこと、考えたことがあったようです。参加されている方は、ボランティア経験者(あるいは障害を持つ方の利用施設に勤務している方)も多く、介助の経験がある方がほとんどなのですが、実際に車いすでやアイマスクを着用して街を歩かれたことのある方は少なく、「知っているようで、実は分かっていない部分も多かった。」とか「あらためて街中のバリアーについて考えさせられた。」という感想を多くききました。皆さん意識を持たれた方ばかりなので、体験後の報告・発表時には、「あそこはおかしい」・「あれについては、もっとこう改善するべきた。」等、発展的な話が多くでました。また、障害当事者の疑似体験をすることで、介助方法についても、それぞれがより良い方法についてあらためて考えてくれたようです。
はじめに紹介した栗原さん、車いす操作や介助方法の時には、車いすユーザーならではの的確なアドバイス、また、バリアフリーチェックの時は、ちょっとしたポイントで、別の場所ではどうなっている(他の場所の良い例についても、悪い例についても)等の情報、「こんなふうになっていると、もっと使いやすいのに・・・」等の話をして下さいました。これは参加者さんにとって、とてもプラスになったと思います。(栗原さん、ありがとうございました。)
さて、次回(第4回、1月31日)は、講師を招いて「手話を通じた聴覚障害者とのコミュニケーション入門」というテーマを予定しています。自分は数単語しか手話を知りません。自分自身も勉強だと思って、楽しみにしています。
YASUE